「働きたい、働いている」障がい者をサポート。アス・トライ
こんにちは。はじめまして。
「もっと多くの障害のある方が、住み慣れた街で、安心して、普通にあたりまえに働ける社会を実現します」
これが、わたしたちアス・トライが目指しているミッションです。
一般企業で働く障がい者の実雇用率は2.20%(厚労省発表)。国が定める法定雇用率は2.3%を達成する企業は全体の47.0%に過ぎません。
精神科病院に出前講座に行ったとき、一人の初老の方が手を上げて発言され時の声を今でも忘れません。
「わたしはもうココに何十年も入院している。自分はずっと働きたかった。けどもうこの歳(60過ぎ)になってしまった。ここにいる若い人たちはまだチャンスがある。どうか自分のようにならんごつ、山田さん、頼みます。」
社会的入院という言葉は知っていましたが、当事者の方の声(きっとこれまでご自身の胸の奥に潜めていたやり場のない気持ち)を聞いたとき、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
*社会的入院とは、医学的には入院の必要がなく、在宅での療養が可能であるにもかかわらず、ケアの担い手がいないなど家庭の事情や引き取り拒否により、病院で生活をしている状態です。高齢者の寝たきりや精神障害者の社会復帰の阻害を作り出す一因になっています。
「もっとこの現状を変えていきたい。障がい者が普通に企業で働けるような世の中にしたい」。この想いに共鳴する仲間と共に2011年6月に合同会社Human To Humanを設立しました。
Human To Humanという社名には、「人(Human)と(To)人(Human)の想いをつなぐ」という意味が込めれています。
そして同年9月に障害福祉サービス事業所「アス・トライ」を開設しました。
アス・トライという言葉は造語です。
はじめて聞く方からは「明日にトライ!」という意味ですか?とよく言われます。
説明する時間がないときは「ええ、そういう意味もありますね(笑)」と答えていますが、看板をよく見るとTryではなくTriです。
Triは3を意味します。またiの文字は人のカタチを意味しています。
詳しく知りたい方は、面接の時にでも質問ください。
開所してからこれまで70名以上の障がい者の方を企業に就職に結びつけてきました。まだまだ試行錯誤しながら日々活動しています。
代表:山田